AFi 導入事例紹介 1

1日最大20万件録音された音声ファイルを、プライベートクラウドのAFiで保管
安全な音声ファイル(個人と企業情報)保管を実現しました


AFiに移行後はGCCXの音声ファイルを削除します。
同時に、AFi導入前に録音されたの2,000万件を超える音声ファイルもAFiへ移行しました。


1.Genesys Cloud CX(以下、GCCX)連携機能

(1)音声ファイル移行

AWS S3(ストレージ)を経由するバルク処理で音声ファイルを移行します。
GCCXは、録音終了後数分から数十分間隔で音声ファイルのExportを行います。
Exportされた音声ファイルを順次AFiに取り込みます。

(2)GCCX音声ファイル即時再生

AWS S3(ストレージ)を経由するバルク処理(前述)では、録音の完了からエクスポートまでに数分〜数十分かかり、
この間、AFiには録音ファイルが存在しません。

このため、
図中《A》録音が完了した通話の呼情報をバルク処理に先行して取得し、AFiに移行していない音声ファイルの検索を可能にします。

AFiに移行していない音声ファイルを検索、選択した場合、
図中《B》GCCXに直接アプセスして該当の音声ファイルをストリーミング再生します。


(3)GCCX録音ファイル削除

GCCXからAFiに移行が完了した音声ファイルを全て自動削除します。音声ファイルは削除されるためGCCX再生機能では再生できなくなります。

①削除指定について
  AFi管理画面にて「削除する/しない」の設定が可能です。
  「削除する/しない」を音声ファイル個別に選択することはできません。

②GCCXレポートへの影響
  通話情報は蓄積されており、GCCXのレポートに影響はありません。

(4)通話切断者、切断理由取得

①通話切断者
  エージェントと顧客、どちらから電話を切ったかの情報をGCCXから取得します。

 ②切断理由
  通話切断時にエージェントが登録するWrapコードをGCCXから取得します。
  Wrapコードが複数ある場合も対応可能です。
  双方の情報はAFiで検索項目となり、詳細情報に表示します。


(5)GCCXアカウント情報連携

GCCXからアカウント情報を取得してAFiに移行します。
AFiで改めてアカウント登録の必要がなく、GCCXと同一ログイン名でログインが可能です。


2.セキュリティ要件

■ AFi機能
・ストリーミング再生
  ブラウザーで再生する場合、再生端末へ音声ファイルをダウンロードする方法がありますが、
  ストリーミング再生の場合は、音声ファイルを再生端末へダウンロードすることなく再生を行います。
・AFi音声ファイルへのURLアクセス制限
  URLを固定化せず、再生の都度異なるURLを発行します。

AFiと他システム連携機能
・統計監視
  Prometheus連携でAFiの各種件数統計監視
・異常操作監視
  3rdパーティー製監視ソフトでAFiへのユーザーの異常操作監視
・APIキーのセキュアな保存/管理
  AWS Secrets Manager
・SSO対応
  OKTA対応
・アクセス制限
  ユーザー端末からのAWSへのアクセスを制限します(FireWall対応)